前回、自動車保険を見直したことで、年間24,000円の固定費を削減することができた。
妻の保険の見直しと合わせると、ここまでで年間42,000円。
しかも、何かを我慢したわけではない。
「固定費って、見直すと結構変わるんだな……」
それまで「家計改善=我慢」だと思っていた私も、数字で結果が見えてくると、だんだん家計の見直しが楽しくなってきた。
そんなところでFPさんから、
「では、次に携帯料金を見てみましょうか」
と言われた。
携帯か……。
これも高いとは思っていた。
でも当時、私は大手キャリアを使っていたし、それを変えようとはあまり考えていなかった。
安い携帯会社があることは知っている。
でも、
「安いのには、何か理由があるんじゃないの?」
そんなイメージを持っていた。
大手キャリアなら安心だし、何かあればショップに行けばいい。
料金プランについても、機種変更のときに店員さんから勧められたものを選ぶ。
そして毎月の料金を見て、
「まぁ、こんなもんでしょ」
で終わり。
自動車保険と同じだった。
これもまた、いつの間にか**「そういうものだ」**と思い込んでいた固定費の一つだった。
そもそも私は何GB使っているんだ?
まず確認したのが、毎月のデータ使用量。
私はスマホでゲームはあまりしない。
ただ、仕事の昼休みにはYouTubeをよく見る。
だから自分では、
「結構使っているだろうな」
と思っていた。
使い放題のプランがあることも、大手キャリアを使い続けていた理由の一つだった。
ところが、実際に確認してみると……
多い月でも13GBほど。
妻はもっと少なく10GB以下だった。
……えっ?
そんなものなの?
もっと使っていると思っていた。
使い放題どころか、思っていたほどデータを使っていない。
ここで初めて気がついた。
「じゃあ、何のために使い放題にしていたんだ?」
そしてもう一つ。
使い放題が必要ないのなら、
大手キャリアにこだわる理由も、それほどないんじゃないか?
今まで自分に必要だと思っていたものが、実際の使い方を確認してみると、そうでもなかった。
家計を見直さなければ、おそらくこの先も気づかずに払い続けていたと思う。
でも、安いと繋がらないんじゃないの?
とはいえ、すぐに変更する気にはなれなかった。
やっぱり気になるのは通信品質。
「でも、遅かったり繋がらなかったりするんじゃないですか?」
FPさんに聞いてみた。
時間帯や場所によっては、通信速度などに差が出ることもあるという。
ほら、やっぱり……。
と思ったものの、ここで一つ考え方を変えてみた。
本当に困るかどうかは、使ってみないと分からない。
もし変えてみて不便だったら?
そのときは、また考えればいい。
元に戻すという選択肢だってある。
そう考えると、急にハードルが下がった。
妻とも相談して、
「じゃあ、一度やってみるか!」
夫婦2人で、大手キャリアからセカンドブランドへ変更してみることにした。
1人5〜6千円。夫婦で月約12,000円の削減
そして、料金を比較して驚いた。
1人あたり、
月に約5,000〜6,000円の削減。
夫婦2人では、
月に約12,000円。
「結構違うなぁ」
くらいに思っていたのだが、年間に直してみると……
約144,000円。
……14万4千円!?
さすがにこれは大きい。
携帯会社を変えただけで、年間14万円以上。
しかも、実際に変更してから現在まで、
「やっぱり大手キャリアに戻そう」
と思うほど困ったことは一度もない。
YouTubeも見る。
ネットも見る。
普段の使い方は今までとほとんど変わらない。
もちろん、通信環境や使い方は人それぞれなので、誰でも同じとは限らない。
でも、少なくとも私たち夫婦の場合は、
生活の満足度はほとんど変わらなかった。
それなのに年間約144,000円。
……。
今まで何をしていたのだろう。
そう思わざるを得なかった。
ここまでの固定費削減額を計算してみた
ここで、FPさんに相談してから見直した固定費を、一度合計してみることにした。
| 見直したもの | 年間削減額 |
|---|---|
| 妻の保険 | 約18,000円 |
| セレナの自動車保険 | 約24,000円 |
| 夫婦の携帯料金 | 約144,000円 |
| 合計 | 約186,000円 |
年間186,000円。
月平均にすると、
約15,500円。
……結構な金額になった。
でも、それ以上に自分の中で大きかったのは、
「何を我慢して、この18万6千円を作ったのか?」
と考えてみたときだった。
何も我慢していなかった
食費を切り詰めたわけではない。
家族でのお出かけを減らしたわけでもない。
セレナを手放したわけでもない。
もちろん、
V60を諦めたわけでもない。
生活はほとんど変わっていない。
変えたのは、
「今までそうしてきたから」
という理由だけで払い続けていた固定費だった。
ここでようやく、FPさんが最初に言っていた言葉の意味が分かってきた。
「生活の満足度を下げずに改善するのがポイントです」
なるほど。
こういうことだったのか。
「月数千円だから、まぁいいか」が積み重なっていた
今回の見直しを振り返ってみると、私には一つの共通点があった。
保険もそう。
自動車保険もそう。
携帯料金もそう。
契約したときから、ほとんど見直していなかった。
「昔からこうだから」
「みんなこんなものだろう」
「変更するのも面倒だし……」
そして、
「月に数千円くらいなら、まぁいいか」
その積み重ねが、年間にすると大きな金額になっていた。
固定費は毎月自動的に引き落とされる。
だからこそ、いつの間にか払っていることすら当たり前になってしまう。
でも、一度契約したものが、今の自分にも最適とは限らない。
生活も変わる。
使い方も変わる。
サービスだって変わっていく。
だから、ときどき、
「これ、本当に今の自分に必要?」
と確認する。
それだけでも、家計は結構変わるのかもしれない。
私が家計を改善したい理由
FPさんとの相談を重ねるうちに、もう一つ気づいたことがある。
私は、
お金を使わない生活をしたいわけではない。
これから子どもたちにもお金がかかる。
自分たちの老後も考えなければならない。
NISAで資産形成もしていきたい。
でも、そのために今の生活を全部我慢するのも違うと思っている。
家族で旅行にも行きたい。
子どもたちとの思い出も作りたい。
そして……
好きな車にも乗っていたい。
全部を好き放題に、というわけにはいかない。
だからこそ、
使いたいところには、ちゃんとお金を使う。
その代わり、
満足度が変わらないところに、なんとなく払っているお金は見直す。
これが、今の私には一番合っている気がする。
ここまでの見直しで、
年間約186,000円。
これだけで、これからの教育費や老後の問題がすべて解決するわけではない。
それでも、生活の満足度をほとんど下げずに生まれた18万6千円は大きい。
そして、ここまで数字として結果が出てくると……
家計の見直しが、ちょっと楽しくなってきた。
FPさんに言われたところだけではなく、
「他にも自分で見直せるところはないだろうか?」
そんなことを考えるようになった。
そこで改めて、毎月当たり前のように出ていくお金を眺めてみることにした。
すると……
まだあった。
しかも今度は、FPさんに言われたものではなく、自分で「ここは変えられるんじゃないか?」と思ったものが2つ。
一つは、毎月自分が自由に使っていたお小遣い。
そしてもう一つが、
テレビ・ネット・電話の通信費。
家計改善を始める前なら、
「まぁ、必要経費だから……」
で終わっていたかもしれない。
でも、この頃には少し考え方が変わっていた。
「本当に、この金額じゃないとダメなのか?」
次回は、FPさんから教えてもらったことをヒントに、今度は自分で考えてやってみた固定費の見直しについて書いてみたいと思う。
家計改善は、まだ終わっていなかった。
次回へ続く。
※この記事は、私自身がFPさんに相談しながら家計を見直した体験をもとに書いています。携帯料金や通信品質、利用できるプランなどは通信会社・地域・利用状況によって異なります。料金だけでなく、自分に必要なデータ容量やサービス内容などを確認したうえで選択してください。



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