前回、ボルボV60を見に行ったはずが、セールスに勧められてS60を試乗した。
試乗を終えた頃には、
「いい車だな」
ではなく、
「欲しい……」
に変わっていた。
BMW 218dとはまったく違う、静かで落ち着いた乗り味。
試乗を終えてショールームに戻り、改めてV60を見る。
やっぱり美しい。
ただ、そこで一気に現実に戻った。
「いったい、いくらなんだろう……」
車がどれだけ気に入っても、予算を大きく超えてしまえば話は別だ。
恐る恐る、セールスに見積もりをお願いした。

最初に見積もりを見た感想は「高い……」
しばらく店内を見渡していると、セールスが戻ってきた。
「お待たせしました。」
そして見積もりを見る。
正直、最初に思ったのは、
「高い……。」
だった。
最終的な乗り出し価格は、約740万円。
簡単に出せる金額ではない。
ところが、装備について一つひとつ説明を聞いていくうちに、最初に感じた「高い」という印象が少しずつ変わっていった。
「えっ、これも標準なの?」
そんな場面が何度もあったからだ。
安全装備はかなり充実していた

ボルボといえば、やはり安全性というイメージが強い。
V60にも、さまざまな安全装備や運転支援機能が備わっていた。
衝突回避を支援する機能をはじめ、運転をサポートしてくれる装備も充実している。
最初は、
「740万円か……」
と金額ばかりが気になっていた。
でも説明を聞いていると、
「ここまで最初から付いているんだ」
と、少しずつ見方が変わってきた。
内装の質感も気に入った
そして、もう一つ気に入ったのが内装だった。
派手さはない。
でも、シンプルで落ち着いている。
レザーシートの座り心地もよく、クリスタルのシフトノブや木目のパネルなど、細かいところまで雰囲気がいい。

BMWとはまた違う。
「高級感を見せる」というより、落ち着いた空間を作っている感じだ。
私はこの北欧らしいシンプルなデザインが、かなり気に入った。
試乗したときに感じた、あのゆったりした感覚。
それは走りだけではなく、この内装も関係しているのかもしれない。
V60は選ぶオプションが意外と少ない

さらに驚いたのが、オプションだった。
これまで輸入車を見ていると、
「これを付けたい」
「せっかくだから、これも……」
と追加していくうちに、どんどん金額が上がっていくイメージがあった。
ところがV60の場合、選べるオプションはそれほど多くなかった。
私が検討した中では、
・パノラマ・サンルーフ
・19インチ・アルミホイール
・Bowers & Wilkins(B&W)プレミアムサウンドシステム
など。
もちろんグレードや年式によって装備内容は変わるが、私が購入を検討したV60は、欲しいと思う装備の多くが最初から付いていた。
「これも標準なの?」
説明を聞きながら、何度そう思ったか分からない。
BMWを買ったときとは価格の見え方が違った
以前BMWを購入したときのことを思い出した。
BMWやアウディ、メルセデスなどのドイツ車は、装備やパッケージを選んでいく楽しさがある。
その一方で、
「これが欲しい」
と思った装備を追加していくと、最初に見た価格からどんどん上がっていくこともある。
BMWならM Sport系の装備。
アウディならS line。
メルセデスならAMGラインなど。
もちろん、好きな仕様に仕上げていく楽しさはある。
私自身、BMWを買ったときもそうだった。
でも、欲しい装備を付けていくと、
「あれ?思っていたより高くなったな……」
となることもある。
その点、今回のV60は少し違った。
最初に見た価格は、
「高い……」
と思った。
でも中身を確認していくと、すでにかなり完成された状態だった。
選ぶというより、
「必要なものは、最初からかなり揃っています」
と言われているような感覚だった。
740万円は高い。でも……
最終的な乗り出し価格は約740万円。
金額だけを見れば、やっぱり高い。
そこは今でも変わらない。
「740万円だから安い」
なんて、とても言えない。
ただ、最初に見積もりを見たときの「高い」と、装備を確認したあとの「高い」では、少し意味が違っていた。
最初は、
「こんなにするの?」
だった。
それが、
「これだけ付いて740万円なのか……」
に変わっていた。
試乗してしまったことで、完全にスイッチが入っている。
そして装備や価格まで確認したことで、
「欲しい」
という気持ちは、さらに強くなっていた。
でも、私一人では決められない
ここで最大の問題が残っている。
740万円。
いくら自分が納得したとしても、私一人で簡単に決められる金額ではない。
当然、妻に相談しなければならない。
試乗する前なら、
「ちょっとV60見てきた」
で終わっていたはずなのに……。
今はもう違う。
「V60、欲しいんだけど……」
と言わなければならないところまで来てしまった。
さて、なんと言われるのか。
次回、いよいよ妻への相談。
そしてV60を本当に購入するのか、決断することになる。



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